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枝に実った赤と緑のコーヒーチェリー

Cascara Tea(カスカラティー)

一本の樹から、コーヒーとお茶。

カスカラティーとは

カスカラティー(コーヒーチェリーティー)とは、コーヒーチェリーの皮と果肉(カスカラ)を乾燥させて作る、フルーティーで甘い味のお茶です。

「カスカラ(Cascara)」はコーヒーチェリーの皮のことです。コロンビアなどのコーヒー大国ではカスカラティー(Cascara Tea)と呼ばれています。コーヒーチェリーティーと呼ばれているものも同じです。

更新日

One Tree, Two Drinks

一本の樹からコーヒーとお茶

赤いコーヒーチェリー、乾燥させたカスカラ、ガラスのポットに淹れたカスカラティー

コーヒーの「種」を取り出したあとの「皮」がお茶になります

コーヒーの樹になる赤い実(コーヒーチェリー)の中心の種がコーヒー豆です。農園では収穫したチェリーの皮をむいて豆を取り出しますが、その皮と果肉は、ふつう肥やしとして土に戻されます。世界のコーヒー農家の中に、この皮を集めて乾燥させ、ハーブティーとして再利用する人たちがいました。そこから生まれたのがカスカラティーです。

収穫から一杯までの工程を見る

コーヒーとカスカラティーの違い

コーヒーとカスカラティーの違い
項目コーヒーカスカラティー
原料コーヒーチェリーの種(コーヒー豆)コーヒーチェリーの皮と果肉(カスカラ)
作り方精製・乾燥・焙煎した豆を挽いて抽出皮と果肉を乾燥させ、湯に浸して抽出
味・色芳醇な香り、苦みの少ないフルーティーさと甘み(カウコーヒーの場合)フルーティーで甘く、ブドウのような味。ハイビスカスティーのような色と酸味
カフェイン含まれるコーヒーに比べて少ない
淹れ方の目安/how-to-brew/ を参照湯温93℃・カスカラ5〜18g に湯250g・約4分浸す(/how-to-brew/ に手順)

カスカラティーにはポリフェノールが含まれます。効果・効能をうたうものではありません。

味は、フルーティーで甘い

味はフルーティーで甘く、ブドウのような味わいです。色と酸味はハイビスカスティーに似ています。オレンジピールなどと混ぜて飲む方法もあります。

農園オーナーのジョン(John Ah San)の樹は、化学肥料に頼らない自然農法で育てられ、赤く熟したチェリーだけを手摘みで収穫しています。カスカラティーは「皮」を飲むお茶なので、この育て方が大切です。

動画で見るカスカラティーの淹れ方

Kayama LLC 代表のミユキ(Miyuki Lee)が、英語以外の言語の文献も調べたうえで「1番分かり易い」と紹介した動画です(The Roasters Pack 制作・英語)。手順の実数値は淹れ方ページにまとめています。

起源はイエメンの「キシル」

アラビア語で「キシル(Qishr)」と呼ばれる、コーヒーの殻にショウガやシナモンを加えた温かい飲み物が、イエメンでコーヒーの代わりに飲まれています。少なくとも1100年前、貿易商が紅海を越えてコーヒーをアラビア(今日のイエメン)にもたらし、アラビア人はまずコーヒーの果実を発酵させてワインを作ったと伝えられています。この飲み物もキシルと呼ばれ、宗教的な儀式に用いられました。農園からの便りの筆者(Kayama LLC)は、コーヒーの豆(種)を取り除いた部分は「あまりものでもカスでもなく、立派な食材」だと書いています。詳しくはカスカラティーの歴史を調べてみましたをご覧ください。

農園での乾燥研究(2020年)

2020年11月の投稿によると、農園と専属契約を結ぶ Kayama LLC に、コロンビア産の食品専用乾燥機(コーヒーの乾燥工程を助けるために作られた中型の試作機)が納品されました。機械が稼働する前から続けていた乾燥方法の試作は次の3つです。

方法 記録された内容
天日干し 日光で乾燥。フルーツフライ(コバエ)よけに目の細かい網をかける。天候に左右されるが乾燥が早い
熱風乾燥 小型機は少量なら効果があるが、大量処理はできず時間もかかる。中型機は温度設定80度で7段のトレイを時間ごとに入れ替える(80度で良いかは試作中)
送風乾燥 時間はかかるが乾燥度が高い

当時の結論は「この3つの乾燥方法をミックスさせて仕上げるのが一番良いのではないか」。理想は音が出るまでのカサカサの乾燥状態です。詳しくは世界で一つ、コロンビア産の食品専用乾燥機械でカスカラティーをより良いカスカラティー作りを研究中!をご覧ください。

カスカラティーは、コーヒーチェリーの皮から作るお茶です

コーヒーの樹になる赤い実(コーヒーチェリー)の中心にある種がコーヒー豆になります。その種を取り出したあとの皮と果肉(カスカラ)を乾燥させ、湯に浸して飲むのがカスカラティー(コーヒーチェリーティー)です。ふつうのお茶が茶葉から作られるのに対し、カスカラティーは果実の皮から作られます。

一本の樹から、コーヒーとお茶

農園では収穫したチェリーの皮をむいて豆を取り出します。皮と果肉は肥やしとして土に戻されるのがふつうでしたが、世界のコーヒー農家の中には、これを集めて乾燥させ、ハーブティーとして飲む人たちがいました。中の種はコーヒーに、周りの皮と果肉はお茶に。一本の樹から2つの飲み物が生まれます。

味はフルーティーで甘く、色はハイビスカスティーに似ています

味はブドウのようにフルーティーで甘く、ハイビスカスティーのような色と酸味があります。カフェインはコーヒーより少ないとされます。淹れ方の目安は、湯温93℃、カスカラ5〜18g に対して湯250g、約4分浸してから濾します。手順はおいしい淹れ方にまとめました。

農園のカスカラティー作りは、ジョンの樹の皮から

農園オーナーのジョン(John Ah San)は、化学肥料に頼らない自然農法でコーヒーを育て、赤く熟したチェリーだけを手摘みしています。皮を飲むお茶だからこそ、育て方が味と安心につながります。2020年には農園で乾燥方法の試作を記録しています(上の「農園での乾燥研究(2020年)」)。

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