一本の樹からコーヒーとお茶?
「自然の恵み」という言葉がありますが、コーヒーのことを知れば知るほど、なんてすごい不思議な植物なのだろうと思います。
一本の樹からコーヒーとお茶。
コーヒーは、コーヒーの樹になるコーヒーチェリーの中心部分、種の部分がコーヒー豆になります。
そして、そのチェリーの皮を、今度はお茶として頂くことが出来ます。
コロンビアなどのコーヒー大国では、カスカラティー(Cascara Tea)と言われています。コーヒーチェリーティーと呼ばれているのも同じものです。
普通お茶は、いわゆる茶葉というものから作られますが、カスカラティーはフルーツの皮から作られたもの、つまりコーヒーチェリーの皮から出来たものです。
農園の収穫期では、コーヒーの豆を集めるために、まずコーヒーチェリーを採集します。そしてその皮を剥いて、中の豆を取り出し処理をします。
コーヒーのチェリーの皮は、通常は栄養のある肥やしとして土に戻されていました。ですが、世界のコーヒー栽培農家の中には、その皮を集めて乾燥させ、ハーブティーとして再利用していたことからこのお茶が生まれました。
カスカラ(Casucara)という言葉の意味も踏まえて、このお茶の味はフルーティで甘く、ブドウのような味、そしてハイビスカスティーのような色と酸味もあります。また、オレンジピールなどと混ぜた飲み方もあります。
さて、ここで気になるのは、チェリーの皮の安全性。
ジョンのコーヒーの樹には一切農薬は使われていません。さらに、手摘みで赤く熟したチェリーのみを収穫しているので、世界中探しても第一級品ということです。
コーヒーの樹から産まれたお茶。しかもジョンの育てたコーヒーの樹で、カウ地区の大地の栄養が凝縮されています。
飲むのを待つのが辛いと感じるくらい、絶対欲しいものです。