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コーヒー豆にも旬がある?収穫時期の違いによる豆の分類

コーヒーについて

コーヒー豆の収穫期は地域によって異なりますが、亜熱帯地域は年に1回、熱帯地域は年2回あり、最初に訪れる収穫期(収穫量が多い)は「メインクロップ」、2回目に訪れる収穫期(収穫量は少ない)は「サブクロップ」と呼ばれます。
(ちなみに、カウコーヒーやコナコーヒーが栽培されているハワイ島は亜熱帯に属するため、基本的に収穫期は年1回です。)

上記の通り、コーヒー豆には収穫期があるため“旬”が存在し、収穫した時期によってコーヒー豆の呼び方も変わります。

収穫時期によるコーヒー豆の分類

(1) ニュークロップ

収穫したての新しいコーヒー豆のこと。お米で言うと新米です。みずみずしく、程よく酸味のきいたフレッシュな味わいが特徴です。

(2) カレントクロップ

今年度に収穫されたコーヒー豆のことです。ニュークロップと同じく新豆ですが、収穫から少し時間が経ち、すでに市場で流通しているものをこう呼びます。

(3) パストクロップ

前年度に収穫されたコーヒー豆のことです。新豆と比べて生豆の色が深い緑色から黄みがかった色に変化。水分がほどよく抜け、酸味が落ち着いてバランスの良い味わいになります。

(4) オールドクロップ

収穫されてから2年以上経過した古いコーヒー豆のことです。水分量が少なくなり、味や香りがマイルドになり飲みやすくなる一方で、豆本来の個性的な味わいが薄れてしまうというデメリットもあります。

また、参考までに、主なコーヒーの産地ごとの収穫期を表でまとめてみました。
同じ産地でも、気候の違いや品種によって収穫期が前後することがありますので、あくまでひとつの目安としてご覧ください。

コーヒーの産地ごとの収穫期カレンダー

地域収穫時期
南米エクアドル5〜9月
コロンビア1〜12月
ブラジル5〜8月
ペルー7〜9月
ベネズエラ9〜3月
ボリビア7〜10月
北米・北太平洋アメリカ(ハワイ)10〜1月
中米・カリブ海エルサルバドル11〜3月
キューバ7〜12月
グアテマラ11〜3月
グアドループ10〜12月
コスタリカ11〜3月
ジャマイカ9〜3月
ドミニカ9〜5月
ニカラグア1〜3月
ハイチ10〜12月
ホンジュラス11〜4月
メキシコ11〜3月
アフリカ・大西洋エチオピア11〜2月
カーボベルデ2〜3月
カナリア諸島6〜10月
カメルーン9〜1月
ケニア11〜2月
コンゴ5〜9月、11〜1月
ザンビア4〜9月
セントヘレナ10〜2月
タンザニア6〜12月
ブルンジ3〜7月
マラウイ4〜9月
ルワンダ3〜7月
中東イエメン10〜12月
アジアインド1〜3月
インドネシア(スラウェシ島)10〜5月
インドネシア(スマトラ島)10〜3月
台湾12〜4月
中国10〜3月
ネパール12〜2月
東ティモール4〜9月
フィリピン12〜4月
ベトナム11〜3月
ミャンマー11〜3月
オセアニア(大洋州)オーストラリア10〜12月
タイ11〜2月
ニューカレドニア5〜8月
パプアニューギニア4〜9月

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