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コーヒー「豆」は実は「種」だった!コーヒー豆の知識

コーヒーについて

知ってるようで知らないコーヒー豆のこと

「コーヒー豆」と呼ばれていますが、コーヒー豆はマメ科のものではないということをご存知でしょうか?
コーヒー豆は、エチオピア原産のアカネ科コフィア属の常緑植物である「コーヒーノキ」の種子です。実は「豆」ではなく、「種」だったのです。
でも誰もコーヒーの「種」を買ってきた、などという表現はしません。

コーヒーノキは時期になると白い花を咲かせ、咲いた後にサクランボに似た赤い果実(黄色のものもあります)が実ります。それはコーヒーチェリーと呼ばれていて、収穫後は「精製処理」を行い種子を取り出します。
精製処理とは、水でコーヒーチェリーを洗い、その後チェリーの皮と中の種(豆)の部分を分ける作業のことです。この段階のコーヒー豆のことをウェットミルといいます。
そして次は天干しなどで乾燥させる処理を行い、この工程を終えたコーヒー豆のことをドライミルと言います。
その後、パーチメントと呼ばれる殻のようなものを外し、中から出てきた種(豆)がいわゆる生豆(きまめ、または、なままめ)になるのです。

ドライミルが終わったらすぐに焙煎処理が出来るかとおもいきや、最低1か月は寝かせて熟成させます。
そしてやっと最後に焙煎処理をして、お湯を注いで抽出された液体が、よく目にするコーヒーというわけです。

▲参考:コーヒーの植物学 | UCC

どうしてコーヒーの「種」とは言わないの?

コーヒーの種子を「コーヒー豆(Coffee Beans)」と呼ぶのは、単に見かけが豆のように見えるからです。同様に、カカオの種子もカカオ豆(Cocoa beans)と呼びます。
豆だと思っていたものが種子だと知って、どういう印象を抱かれますか?
私はコーヒー豆が種子と知って「なるほど!」と思いました。種子には、その植物の生命すべてが入っています。だからこそ、コーヒーは単なる飲みものではなく、様々な栄養成分が含まれていて近年注目を浴びているのです。

ハワイの真っ青な空から降り注ぐ太陽を浴びて育ったカウコーヒーの樹たち、農園オーナーのジョンさんが一切化学薬品を使わずに育てた自然農法の赤いチェリー。その種子は、どんなに健康で、どんなに優れた成分が入っているのでしょう!
難しい栄養素分析の分子記号など分からなくても、体が自然に「これ最高だね!」と、答えを出してくれます。

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