長い山、でも、高い山
ハワイ島ヒロの町からボルケーノ国立公園を抜けて、その先にカウ地区があります。
ハワイ島は大きな島で、ヒロからカウ地区までも車で約1時間半。
さらにその運転スピードは日本の高速道路並み、約90キロでの走行です。
長距離走行ですが、景色が綺麗なので、たいてい苦にはなりません。
特にキラウエア火山を超えたあたりから雲が切れて、それはそれは青い空が広がります。
宇宙の蒼(あお)を感じる濃い色の青い空です。
そして右手に見える美しい山、Mauna Loa(マウナ・ロア)という山ですが、これがまた、今で言う、実にインスタ映えの「しない」山です(笑)
Mauna(マウナ)というのは、ハワイ語で山。
Loa(ロア)というのは、長いという意味です。
長い山、でも、実はとても高い山なのです。
雲が切れて、青空が広がり、ボルケーノ国立公園の木々を通り過ぎ、
右手視界に広がるのはくっきりとマウナ・ロアの全景。車を寄せて、窓からパチリ。
しかし!何度カメラに収めても、ただののっぺりした小高い丘にしか撮れません。
そこで、今度は、前景の見える所で車を停め、外に出てパチリ。
ご覧の写真の通りです。山の高さも、大きさも、なにも表現出来ない写真になってしまいます。
空の濃い青と広がるハワイ島の空気感は少し伝わるでしょうか。
でも富士山よりも高いマウナ・ロア、どこですか?って聞かれてしまいそうです。
ご覧頂いているのがマウナ・ロア。
実はカウ地区はマウナ・ロアの山域に属します。
マウナロアの麓でコーヒーの樹たちは過ごしています。
ウィキペディア情報で正確にお伝えします。
- マウナロア山の体積は約75,000 km3であり (富士山は1,400 km3)、地球で最も体積の大きい山でもある。
- 有史以来、30回を超える噴火が起こっており1984年の3月から4月にかけて起こった噴火は世界的にも有名である。
- 標高4169メートルで現在も活火山
出典:マウナ・ロア山 | Wikipedia