風の台
ハワイ島ヒロの町からカウ地区に向かう途中、必ず通るのがボルケーノ国立公園。
この日はお天気も良かったので農園に行く途中に寄り道しました。
ボルケーノ国立公園の中には見どころはたくさんあるのですが、中でも私が個人的に好きなスポットは、私が勝手に「風の台」と名付けている見晴らし台です。
溶岩台地にポツンとあるこの見晴らし台は、360度大自然のど真ん中にあります。
遠くには海、周りは溶岩台地、山側にはマウナロア。
どこを探しても、肉眼で見る限りでは人口で作られたものは目に入りません。(この見晴らし台を覗いて。)
地球は丸いのだとか、宇宙はとてつもなく大きいのだとか、その昔、生命と呼ばれるものが生まれたばかりはこんな感じだったのだとか。
ソーシャルディスタンスを気にして生きている毎日ですが、ここだけは人間が恋しくなるほど誰もいません。ハワイ島の大きさ、雄大さ、お伝え出来たらと思います。
石にもマナがある
大きな岩、小さな石ころ、そのすべてにMana(マナ)があるとハワイアンの人々は言います。
マナとは、エネルギーのことです。スピリチュアルな感じがしますが、とても自然にそれを受け入れています。
この大きな岩に手をあてて、岩の命を感じたり、そこに咲く小さな草に命の息吹を感じたりします。
良く「しめ縄」が結ばれている岩も日本にあります。とても近い感覚だと思います。
唯一違うのは、特別なものだけでなく、そのどこにでもある岩や石、そういうもの全てにマナの存在を感じていくのがハワイアンの考え方です。
地球の奥深くから出たマグマで形成された噴火の後が生生しい大地に立つと、自然にこういうことが受け入れられてしまいます。
ハワイ島の大地、カウコーヒーの母体です。