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双子が多い?カウ地区の伝説

ハワイ情報

ハワイ州教育委員会でハワイアン文化を教える先生のお話

ハワイに移住してからすぐに知り合ったハワイアン文化を教えて下さる先生のもとで、フラという踊りも通しながら、かれこれ20年間学び続けています。

最近の講義ではカウ地区に関する伝説を教えて下さいました。
ざっくりお伝えしますと、

昔、カウ地区にそれは仲の良い夫婦がいました。
その二人にやっと子供が授かりましたが、奥さんが妊娠中に亡くなってしまいました。
嘆き悲しんだ夫は、奥さんの体をカウ地区の海岸沿いに埋葬しました。
その海岸地区に、ある漁師が住んでいました。ある日庭をみると、とても長い植物の蔓(つる)が海岸の方から庭に生えて伸びているのを発見しました。
漁師はそのつるをだどって海岸沿いにたどりつきました。そしてそのつるの根元を掘り返してみると、そこにイプ(ハワイ語でひょうたんを意味します)が埋まっていました。
そのイプを大事に持ち帰ったところ若い男の人が立っていました。若い男の人はそのイプはどこから?と漁師に尋ね、場所を聞くとそれは奥さんを埋葬した場所でした。
その男性は漁師に事情を話し、そのイプを受け取りました。ですが、そのイプは重く、なにやら音が聞こえてきました。
若い男性と漁師は、そのイプを割ってみることにしました。中から出てきたのは、元気な双子の人間の赤ちゃんでした。二人はその双子をとても大事に育てました。

というお話です。大まかにお伝えしました。カウ地区にはこのような伝説が他にもたくさんあります。

コーヒー豆に例えると、ピーベリーは一人っ子、通常の平豆(収穫量の95パーセント以上)は双子ちゃん。カウ地区にコーヒーが育つのもそういう意味もあるのではないかと、勝手に想像する筆者でした。

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